車中泊用ベットキッド&車内収納椅子作り「中央天板作り」

加工方法

中央天板とは車中泊した時に収納椅子の前板部分の間に設置する部材になります。↑の写真の真ん中の部材になります。

↑車中泊しない時は、中央天板を2枚繋げて車内で使えるちょっとしたテーブルに

↑右写真(中央天板を重ねて少し高くして使ったり)左写真(中央天板を3枚繋げてテーブルにしたり)用途に合わせて変形して使える用にしました。

 

(1)中央天板の奥行「縦の寸法」を決める

中央天板の横幅は収納椅子の外寸と同じですが、奥行は収納椅子を車内に設置してから間がどれぐらい空いているかの確認を取ってから寸法を決めていきます。(赤矢印

赤矢印の場所によって奥行きの寸法が違うので一番狭い所で測ります車内は家の部屋と違って正方形ではないので天板の寸法で調整していくイメージになります。中央天板の奥行の寸法は10㎜位は短くしておく方が失敗がないと思いますきっちり作ってしまうと作ってから入らなくなってしまう事があります

測定したら一番狭い所で415mmだったので10mm短くして405mmnの奥行きに決めます。

↑中央天板の裏側の図面になります。奥行きは赤矢印)405mmになります。すると天板の寸法が分かる図面

(2)事前に赤松材に鬼目ナットを入れておく

↑の灰色部分が鬼目ナットが入る所になります。オレンジ色はチョウボルトを通す穴です。十は赤松材と天板をビスで固定する場所になります。

収納椅子の前板部分、赤松材同士チョウボルトで締める為の鬼目ナットは中央天板をビス組する前に入れておいてください。

「鬼目ナットの入れ方」←こちらで紹介しています。

(3)テーブル用にする為の中央天板に溝を掘る

中央天板の赤松材同士をチョウボルトで締めますが、中央天板の裏に当たってしまいボルトが閉まらなくなってしまいます。鬼目ナットを入れる下穴を中央天板から離していれは溝を掘る必要はなかったのですがうっかりしてました・・・皆さんはチョウボルトは普通のボルトの頭の径より長い事、忘れないで下さいね。

でも、大丈夫です。中央天板にトリマーで4㎜の溝を掘ることで解消します

①中央天板にチョウボルト用の溝掘り「トリマーセッティング」

①・8㎜のストレートビットでプレートから4㎜出す、ストレートガイドからビットの中心を77㎜にする。

8㎜のストレートビットでプレートから4㎜出す、ストレートガイドは取り外す
※中央天板の内側に入った所を掘る為、ストレートガイドが届かなくなります。当て木をガイドにして、掘っていくのでストレートガイドは取り外しておきます。当て木からの距離は42mmになります。

③・8㎜のストレートビットでプレートから4㎜出す、ストレートガイドからビットの間を66㎜にする。

↑中央天板の図面から見て、ストレートガイドからトリマーのビットの間隔を表しています。

②中央天板にチョウボルト用の溝掘り「加工方法」

のセッティングで掘ります。

8mmのストレートビットでストレートガイドからビットの中心の間77㎜で掘ったの写真

のセッティングで掘ります。ストレートガイドは側面から掘りたい溝まで離れている為外します。溝の端から42㎜の所に当て材がくるように剥がせる両面テープで貼ります。クランプで固定してもよいのですが、剥がせる両面テープだと気楽に作業出来るのでお勧めです。

↑当て材からビットの長さを42mmあけて掘します。

のセッティングで掘ります。

↑ストレートガイドからビットの距離を66mmで掘ります。

③中央天板にチョウボルト用の溝掘り「溝の縁の加工」

ノミと玄能を使い、側板の取っ手部分と同じような要領で加工していきます。

側板の取っ手部分の加工と同じなので「ノミと玄能で加工」←こちらを参考にして下さい。

(4)中央天板と赤松材をビス組する為の墨付け

①中央天板横幅に赤松材を取り付ける位置

30㎜×40㎜の赤松材は前板と固定したい為、貫通穴をあけて鬼目ナットを事前に入れ込んでおきます。「鬼目ナットを入れ込む加工」は←こちらを参考にして下さい。

↑中央天板の横幅側から15㎜(前板材の厚み)あけた裏面に赤松材を中央天板の上からビスで固定していきます。前板を利用して橋渡しにする為です。墨付けをする時は中央天板の裏面横幅側から15㎜空けた所に線を引いておきます。赤松材をビス組する為の印になります。

②中央天板ダボ穴の墨付け

中央天板の天板(厚み15mm)から赤松材(厚み40mm)にビス組するのでビスの長さは35mmを使用しました。

天板と赤松材(横)のビスを打つ場所

方向は、前板がはまる15mmをあけて赤松材30mmの中心に打ちたいので、天板から30mmの所になります。

方向は(黄緑色の寸法)鬼目ナットが入っている所にビスが当たらないように気をつけてビスの位置を決めます。ビスの位置を墨付けしなくても仕上がりますが、ビスの間隔が規則的に入っていた方が綺麗に見えるのでしっかり測るようにしています。

天板と赤松材(縦)ビスを打つ場所

方向は黄緑色の寸法になります。テーブルにする為の鬼目ナットが入っている箇所は赤松材(40mm)なので端から20mmの所、他は赤松材(30mm)なので15mmになります。

方向はピンクの寸法になります。※鬼目ナットにビスが当たらないように気を付けます。

(5)中央天板にダボ穴と下穴をあける

天板に墨を付けた所に直径8㎜のダボ穴をあけます。「収納椅子組み立て」でも紹介したのと同じようにダボ穴用のビットを使うと深い穴をあけなくても綺麗にビス穴が納まります。
下穴をあける為のドリルビットは3㎜を使用します。

収納椅子の組み立て」←詳しくはこちらを見て下さい。

(6)中央天板と赤松材の組み立て

↑の写真は天板と赤松材(横)をビス組している手順になります。

①横の赤松材のビス組みする時に注意する事

赤松材に鬼目ナットが入っているので前板と合わせる角の基準を同じにしておくと良いです。

例えば中央天板横幅430㎜に赤松430㎜(実際の長さ428㎜)をビス組していく場合、天板横幅430㎜の中心に合わせてしまうと収納椅子の前板のチョウボルトを通す穴の位置と変わってしまう為です。

↑前板と赤松材を左側を基準に合わせると穴の位置がピッタリと合います。(黄色

↑せっかく、墨付けの時に基準を作っていてもビス組をする時に、赤松材を天板の中央にしてビス組すると鬼目ナットの穴の位置がズレてしまします(黄色

②縦の赤松材のビス組みする時に注意する事

縦の赤松材315㎜もテーブル用の鬼目ナットが入っているので基準とする方向に合わせてビス組します。基準とする方向は墨付けの時点から意識しておきます。赤線にピッタリと合わせるようにビス組みします

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