車内壁側部材とは?
車中泊した時にスペースを広くする為の、車内の壁側のカーブに合わせて収納椅子に取り付ける部材になります。(上の写真の車内の壁側の部分)※当サイトで、分かりやすく説明する為の部材名です。
このページでは車内壁側部材の作り方を詳しく紹介します。
構造は収納椅子の後板に鬼目ナットを入れてチョウボルトで締めて固定と取り外しが出来るようにしました。
イメージとしては後板に棚を取り付ける感じです↓
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(1)天板部分の型紙を作る
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↑車内壁側部材の天板部分の型紙を作ります。
①用意するもの
厚紙(蓋の横幅の長さがあるしっかりとした厚紙を用意した方が後の作業がスムーズです)
スコヤ(短い垂直が図れる定規、なければ差し金でも良いですがスコヤの方が使い勝手が良いです) コンパス マスキングテープ ハサミ
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②型紙を作る手順
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↑こんな感じで収納椅子を車に設置します
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↑こんな感じで車内壁にマスキングテープを貼します。
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↑コンパスを使ってカーブを書きます
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↑車内壁側カープから後板の小口までの距離に印をつける
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↑型紙の出来上がり
(2)型紙を使って木材に墨付けする
車内の壁との間は15mm隙間が出来るように短くします。15mm短くする理由は車内の壁が傷つかないようにする為とギリギリで合わせて作ってしまうと作った後に入らない事があるので少し小さく作っておく方が無難です。あとは、木材に型紙を合わせてシャープペンで縁取りしていきます。
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↑型紙を木材に合わせて縁取りする
(3)天板をジグソーで切る
ジグソーとはカーブを切るのに適した電動工具になります。ジグソーの刃の種類は曲線用のものにしておくと作業がスムーズになります。
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↑ジグソーで天板をカットします
![](https://chiho-handmadelife.com/wp-content/uploads/2023/02/10.syanaikabegawa.jpg)
↑天板部分をジグソーでカット
(4)天板を飾り彫りする
トリマーを使って天板部分を丸く面取りします。天板部分を面取りする理由は丸くなっていた方が車内壁に傷がつくリスクが防げる事とデザインです。
トリマーのビットは飾り面ビット(ボーズ面ビット)を使います。
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↑ボーズ面ビットを取り付けたトリマーです
①ボーズ面とは?
![](https://chiho-handmadelife.com/wp-content/uploads/2023/02/12.syanaikabegawa.jpg)
ボーズ面ビットは2種類の面取り加工が出来ます。ボーズ面ビットをプレートから浅く出してボーズ面(丸面)にするのか、深く出して、段差をつけて彫り片ギンナン面にするのか。(↑の赤丸で囲われた部分をプレートから出すのか出さないのかで変わってきます)今回は片ギンナン面にして彫りました。
ちなみにギンナン面という飾りビットもありますがこちらは上下に段差がついている飾り彫りになります。
②飾りビットを使って綺麗に加工するポイント
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飾り面ビットを使って面取りする時は、ストレートガイドやあて木をガイドにして掘る事が出来ないので木材の角が内に入りこんでしまって綺麗な仕上がりになりません。なので、初めと終わりを加工するときは捨て材を面取りする面とピッタリ合わせて彫ると内側に入り込んでしまう心配が解消されます。↑の写真のように捨て材はクランプで固定しておくと作業しやすくなります。
(5)補強材を作る
車内壁側部材の天板部分は各所奥行きが違います。天板の奥行きがない箇所は必要ありませんが、奥行きがある部材には補強材をつけて強度をつけます。補強材はジグソーでカットしました。
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↑補強材をジグソーでカットした後
(6)ビス穴と下穴を空ける
天板部分8つ (50㎜×後板の横幅の部材)8つ 補強材6つ を組み立てる為のビス穴と下穴をあける。ビス穴と下穴の加工方法は「墨付けと下穴あけの加工」の方法と同じになりますのでそちらを参考にして下さい。
「ダボ穴と下穴の加工」←詳しくはこちらを見て下さい。
(7)組み立てる
![](https://chiho-handmadelife.com/wp-content/uploads/2023/02/15.syanaikabegawa.jpg)
①・② 天板と(50mm×後板の横幅の部材)を合わせる
③ 下穴をあける ④補強材をつける
(8)アングルを取り付ける
塗装後、補強材が入っていない車内壁側部材に30㎜×30㎜のアングルを取りつける。天板の奥行がそれほどない車内壁側部材は補強材を入れてしまうと車内壁に当たってしまうのでアングルで補強しました。
![](https://chiho-handmadelife.com/wp-content/uploads/2023/02/16.syanaikabegawa.jpg)
↑アングルを取り付け
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