(1)収納椅子をビス組していくポイント
ビスを打つ前に下穴をあけます。下穴を開けておく事でズレがなく正確にビス組する事が出来ます。下穴の深さの目安はビスの長さになります。下穴をあける時はドリルビットの径は3mmを使用します。
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↑ドリルビットにビスの長さ28mmが分かりやすいように、マスキングテープで印をつけておくと良いです。下穴を空ける角度はダボ穴が空いている材の下穴の角度を保って打つと正確にビス組出来ます。
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↑ビスで打つ時、最初が難しいです。いくつかビスで固定していくと安定してくるのでやり易くなりますが、最初は手だけで固定して組んでいくので、手で持ちやすい所から始める事をお勧めします。私は左手で手前の側板を持ち、親指で前板を固定するのが一番やり易いです。
収納椅子なので床に接する面がガタついていると良くないのでビスで組むときも側板の下の小端面と前板の下の小端面が作業台についている状態で組んでいきます。
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↑ビスを打つ時は、初めから全部組むのではなく木材の上下か左右の二か所だけ固定(写真の赤丸、青丸)して、形が出来てから真ん中部分をビス組します。木材の1面だけしっかり固定してしまうと、最後の木材が組めなくなることがあり、結局外してしまう事がある為です。あと最初に打ったビス組がずれてしまった場合など、修正が出来る事があるので、全体のバランスを見ながら止めていく事が大事です。
底板部分は前板、側板、後板で枠を作った中にはめ込んで、作業台と底板が密着している状態でビス組していきます。底板のビス組は枠の中に納まった状態なのでそこまで慎重にならなくても上手く打つ事が出来ます。
(2)コンパネの底板のビス組
設計ページでも説明しましたが、合板とコンパネは材の大きさが違う為(合板910×1820 コンパネ900×1800)、椅子の高さが変わってきてしまいました。底板を2㎜出して調節することで収納椅子の高さを同じにします。底板2㎜出してビス組していきたいので、前板か後板の面を下にして底板を固定していきます。下穴を空ける前にスコヤを使って計り、印をつけておくと固定しやすくなります。
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↑コンパネの底板のビス組の写真
(3)前板補強材作り
設計方法のページ『(10)収納椅子の強度を上げる設計』の棒材になります。20㎜の棒材を前板の裏に取り付けてしまうとチョウボル締めた時に当たってしまいます。なので、チョウボルトの中心から左右18㎜、上8㎜墨付けしてからジグソーで切ります。
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↑収納椅子の前板補強材のジグソーで切る所の墨付け図面
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↑ジグソーでカットした前板補強材の写真
(4)前板補強材と後板補強材を取り付ける
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箱の中の角のコーナー部分のビス組はやりづらいです。対策としてはビス穴を端にするのではなく少し内側にしておくと良いです。しかし、内側にしてしまうと強度が下がってしまうので出来るだけ縁側に打ちたい事もあります。あと、設計時点で把握できていない場合もあります。そのような場合はドリルビットが長くなる付属品を使うと上手くいきます。
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↑こちらをドリルビットに取り付けると長くなり、電動ドリルが箱のコーナーに当たってしまい打てなくなってしまう事を解消してくれます。
収納椅子のビス組と同じように左右だけを固定してから中側をビス組していきます。ビスの長さは25㎜をしようしました。
(5)蓋のビス組は一番最後にする
8つの収納椅子と中央天板、車内壁側部材を並べ組み立てて寝床になり、一つの大きな家具として完成します。その為、全体で見たときに蓋の間隔が同じになっていた方が綺麗に見せる事が出来ます。なので蓋部分は一番最後にビス組して下さい。
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↑青で囲われた部分が蓋になります。
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